雪中キャンプは、トラベル・トレーラー　ニワドーを牽いて、コーギーを連れて行こう！

２００９年４月１１日（土）まつもと市民芸術館で開催された坂本龍一氏のピアノを１階席後方レフト側で聴いた。
０９１９。この曲のみ撮影が許可された。携帯やカメラの光が美しいでしょ～

今回は、妻と息子と三人で聴きに行く。
１７時開場　１８時開演なので、家族には「１５時に出発するぞ～」と言っておいたが、やっぱり出発したのは１６時３０分。
早めに言っておかないといつも出発が遅れるので・・・
近所の桜を観たり、ジャスコでサーティワンのアイスを食べたりしながらとぼとぼ徒歩でまつもと市民芸術館を目指す。
到着は１７時４５分ぐらいだった。ぴったりすぎる。。。

席は、１階後方のレフト。
教授の手の動きも良く見えるし、座高の低い小学５年生の息子でも前の人の頭の影響のない観やすい席でした～
デパートの井上に雨の中、朝早くから行って並んだ甲斐があったな・・・

遅刻して入る人が多くて結局開演は１８時２０分ぐらいだったかな？
それから逆算すると、タイミング的にはちょうど良かったのかも。
待ち過ぎ感は無かった。

最新アルバムの　ＯＵＴ　ＯＦ　ＮＯＩＳＥ　にも入っている北極の氷が解ける音がスピーカーから流れる中、
非常口の非常灯も消え、真っ暗闇。
その中、教授が、ピアノの弦を弾いたりしながら不思議なノイズ音を北極に混ぜていく。
私と息子は、昼寝をたっぷりして来たので良かった。。。
ワーグナーの楽劇「ラインの黄金」をウィーン国立歌劇場で聴いた時も、
最初から最後までほとんど真っ暗だったななんて考えながら聴いていた・・・
「催眠効果あるとおもうのですが・・・」と教授もＭＣされていた「hibari」へ・・・
あれはコンサートでは演奏できない曲だなと考えていましたが、びっくり。
２台ピアノで見事に演奏いただけました。
演奏時間永いし、奏者はつらいと思います。
コンドームのＣＭで使われていた曲だからそのイメージが離れなかったけど、
今回の演奏でやっと切り離されました・・・

ＹＭＯの曲では・・・ＢＥＨＩＮＤ　ＴＨＥ　ＭＡＳＫ　を演奏いただきました。
凄く細かい音が散りばめられたおもしろいアレンジで、心の中で大爆笑して聴いてました。
ボコーダーのパートを教授がピアノで弾いていたのですが、ボコーダーの音にそっくり！
ピアノでボコーダーしゃべってる！さすがデス！！！

ステージには、映像用の幕が張られ、反響板は無し。
クラッシックの演奏会ではあの大ホールでもスピーカーは使用しませんが、
今回はスピーカー使用。
教授はあまり大きな音は出さずに、全体的にきれいな音で弾いている。
ピアニッシモがきれいに聴こえるので、スピーカー入れて正解だと思う。
あのスピーカーはスピーカーの存在をあまり意識させない優秀な音響だった。
残留ノイズも聴き取れないくらい低いし、高品位なＰＡに満足。

客席の聴衆が出すノイズも少なくて、みな品良く聴いていた。
クラシックのコンサートとほとんど一緒の雰囲気。
休憩無く約２時間。演奏者も聴衆も、すばらしい。
ただ、「たくさんサービスしてー」と教授に声を出した方があって、
その話し方は受ける方も気分良くないでしょと思った。
私もそんな言われ方したら笑顔で「サービスしますね」といって実はサービスしない気がする・・・
ちょっと緊張した空気。私はそう思った。
教授も少し大人になって「僕は天の邪鬼だから気を付けた方が良いよ・・・」（）
「でも、松本には良い印象持っていますから（笑）」と返してくれて、
会場が拍手で和むという微妙な空気だったな。



アンコールには、大好きなaqua。

演奏会に行く直前に、息子と楽譜見ながら聴いていた曲。
「これなら僕にも弾けるかも！」と息子が言う・・・
「最初はね音少ないんだけど、だんだん音が多くなってくるんだよ。
教授の曲はね、出だしが弾けても最後まで弾ける人は少ないんだよ」

この曲が好きな人には、ドボルザークのチェロ協奏曲第二楽章も聴いてもらいたいです。
同じように大好きになれるはずです。


会場を良い気分で出て、松本城を目指して歩く。

途中に、ご婦人から「松本城はどちらですか？」と声を掛けられる。

「私たちも松本城に行きますから、ご案内しましょう」

ご婦人「私、コンサート行った帰りなのです。やさしい曲が多くてすごくよかったわ。
でも、お子さんの泣き声が響いた時は緊張したのよ。」

「（写真撮影を続ける中国の公安に対して胸ぐらをつかんで外に出した・・・なんて怖い話を聴いたからでしょうが・・・）坂本龍一氏は、今日に限らず未就学児童でも入場可としているから、あのぐらい子供の声には寛容ですから大丈夫なのですよ」