雪中キャンプは、トラベル・トレーラー　ニワドーを牽いて、コーギーを連れて行こう！

夜中、ウォークマンに音質劣化の無いＷＡＶでリッピングして、大音量で聴いた。

第1楽章、弦のアンサンブルの部分で涙が溢れてきた。

ベートーベンやスメタナ同様、聴力を完全に失った天才作曲家が、
音楽を聴くことのできる凡人の私たちの為に、なんて美しい音楽をプレゼントしてくれたんだろう・・・

メロディー以外にも、和音が、複雑に動く伴奏が、何重にも重なっていて、
いくつもの感情が同時に流れている。



音楽の素晴らしさを、再確認というか、
音楽の奥深さに気付かせてくれたことに深く感謝します。

【送料無料】 佐村河内 守 / 交響曲第1番『HIROSHIMA』　大友直人＆東京交響楽団 【CD】 価格：2,646円（税込、送料込）

★ＤＥＮＯＮのデジタル録音も素晴らしい。バスドラ・シンバル等の打楽器や8人のホルンを初めとした管楽器、弦楽器もクリアかつパワフル。演奏家の音楽への共感・感動が、録音データに一緒に入っています。全3楽章80分弱が1枚に。★

この作曲家は、ロック歌手デビューしたが、弟を亡くし、失望からその活動を止めたとか、
その後、貧困から路上生活者になった事もあるだとか、
苦しみを経験してきた苦悩の半生が、深い音楽のベースにある。

そこが、私たちへ共感と生きる勇気を与えてくれるのだろうと思う。

この曲では、鐘が象徴的に使われている。

1楽章では、死を表す鐘。

3楽章では、平和の鐘。
まさにＨＩＲＯＳＨＩＭＡ。

転勤で広島県福山市に住んでいた頃、原爆の被害について、色々な局面で知る事があった。
広島平和記念資料館も行った。
深い悲しみがあった。

色んな思いがオーバーラップする。



このＣＤを購入してから、80分弱あるこの交響曲を毎日聴いた。
ドアツードアで、通勤時間と同じなので、行き帰りで1日2回聴くことができる。

徐々に少しづつだけど、分ってきた。スコアがあるともっと理解が早いと思うが。


自宅のオーディオで、スーパーウーファーをＯＮにして聴いた。

ウォークマンをカーオーディオのＡＵＸ　ＩＮに接続して、聴いた。
ヘッドホンアウトでは無く、ＡＵＸ　ＯＵＴからである。
（最高音質ウォークマン　Ａ８６７の外部出力時は、インピーダンスの適合性から
ＡＵＸ　ＯＵＴで使いたい）

どんな聴き方でも、勇気を与えてくれる。

後期ロマン派の響き。
伝統的なクラッシック音楽の延長にポジショニングする
壮大な現代の交響曲。

この音楽を聴いた後には、どんな音楽も小さく感じる。




2011年４月11日～12日、３．１１大震災直後、余震の続く中、パルテノン多摩での録音。

フィナーレの鐘が鳴り響く中、余震で天井やマイクが大きく揺れている。

それでも、演奏を中止せず、録音を続けているのが映像から分ります。



この映像では終楽章フィナーレのシーンを聴くことが出来ますが、1楽章や2楽章
音が小さかったり少なかったりする部分が本当に美しいので、ＣＤで深く聴きこんで下さい。

佐村河内　守　ホームページ